5-ALA:5-アミノレブリン酸
5-アミノレブリン酸(5-ALA)は36億年前の創成期より地球上に存在する天然アミノ酸の一つです。動物や植物の生命体で細胞のミトコンドリアに存在し、エネルギーを生み出す『生命の根源物質』と呼ばれています。
人体での5-ALAの役割は、ヘムという物質のもととなることです。8個の5-ALAが合わさって出来上がるヘムはさまざまな生命活動の鍵となります。身近な例では、酸素を全身に行き渡らせる血中の赤い色素(ヘモグロビン)に含まれており、酸素とヘムが周囲の環境に応じ結合したり、離れたりすることで、酸素が肺から体のすみずみに届けられることが知られています。
ミトコンドリアは5-ALAを生み出し、食物と酸素からエネルギーを作ることですが、ミトコンドリアの中で5-ALAが8個合わさりヘムという物質になります。そのヘムが周囲の環境に応じて結合したりします。その際にエネルギーが発生するのですが、5-ALA自体がエネルギーの活性化だけでなく、ミトコンドリア自体も活性させたり、増加が見えました。つまり、増えたミトコンドリア自体が今度は5-ALAをさらに増加させるので、さらに細胞の活性とエネルギーの活性につながっています。
本来存在してはいけない場所にヘムが存在してしまうと、活性酸素を生み出してしまい、身体に毒になってしまいます。それを抑制するためにヘムオキシナゲーゼ-1(HO-1)という酵素が生み出されますが、ヘムがたくさん出てしまうとこのHO-1がヘムや活性酸素を壊し、生体の防御反応を担います。
5-ALAがHO-1によりヘムをへて抗酸化作用を持つことが分かりました。
5-ALA→ヘムになる1歩手前の物質はプロトポルフィリンⅨ(ナインPpⅨと呼ぶ)はある光を当てると赤い光を跳ね返す特徴があります。
大量の5-ALAを取り込んだがん細胞は正常にヘムを作ることできず1歩手前のPpⅨをため込むことで知られる。
それを利用してがん細胞にだけを赤く光らせる事が
出来ます。
2021年2月8日の国際学術誌に掲載された内容ではヘムが新型コロナウィルスの表面につくと、体内の細胞に侵入する事が難しくすることが分かりました。
それにより、ウィルスの増加の抑制になっているという事が出来、ウィルスの変異にも効果がある可能性もあり、今後の可能性に期待されています。
期待される5-ALAの役割
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